まだ競馬に全く興味がなかったときだけど、そんな私でもその名前は知っていた。それだけ、彼の世の中に与えた衝撃はすごかった。まさに“ディープインパクト”。
ディープが亡くなってからというもの、彼のレースを振り返る映像を幾度となく目にするけど、やっぱり走りが異次元だ。本当に飛んでいる!
リアルタイムでディープの走りを見ていたファンの人たちが羨ましい。その時の興奮と感動を共有したかったな。
競馬の好きな実況はいろいろあるけど、2005年菊花賞の馬場哲志アナの「世界のホースマンよ見てくれ!!これが日本近代競馬の結晶だ!」は最も好きな名実況のひとつ。ディープの走りは競馬関係者たちのそれまでの努力と成果を見事に証明してくれた。そして一気に日本競馬のレベルを引き上げた。ディープがいなくなっても、彼の残したものは大きく、これからもずっと引き継がれ、まだまだ夢は続いていく。
平成という時代が終わり、それを見届けるかのように逝ったディープ。それはとても悲しいことだけど、令和ではまたディープのような偉大な馬が登場するような気もしている。それこそ、ディープでさえ叶わなかった“凱旋門賞”も夢じゃない。
引退しても種牡馬としてのなかなか大変だったんだな。今はもう空の上で何にも縛られず自由に走ってね!